研究室の主要な設備
シミュレータ
電力系統や回路、制御系をモデル化し、シミュレーションによって提案する制御手法の有効性などを検証します。
DSPを用いた制御装置とインバータ装置
DSP (Digital Signal Processor)を用いたデジタル制御装置によってインバータ装置を運転し、種々な実験を行っています。
太陽光発電装置
出力10 kWの太陽光発電装置を、電気系建屋の屋上に設置しています。太陽電池の最大電力追従制御(Maximum Power Point Tracking Control, MPPT制御)や直流ループ系統の研究開発に用いています。
模擬電力系統
2000 MVA、500 kVの実規模大容量系統の定数を10 kVA、460 Vにスケールダウンしたもので、系統の動特性をリアルタイムで模擬できるシミュレータです。総容量2000 MVAの原子力発電所から、500 kV、2回線の送電線を介して大規模系統に送電している場合(総長160 km)を想定した構成になっています。
超伝導パルスマグネット
貯蔵エネルギー500kJの超伝導パルスマグネットを模擬電力系統に接続して、SMES(Superconducting Magnetic Energy Storage:超伝導磁気エネルギー貯蔵)の有効・無効電力制御を用いた系統安定化技術の研究開発を行ってきました。