研究室の教育と研究
パワーエレクトロニクスによる高機能な電力制御
半導体素子を用いた電力変換技術、パワーエレクトロニクスは、電力の「発生(太陽光、風力、燃料電池、核融合)」、「伝送(瞬時電圧低下対策、品質別電力供給、直流配電)」、「貯蔵(超伝導電力貯蔵、二次電池電力貯蔵)」の全てを支える基盤技術です。私たちは、パワーエレクトロニクスによる電力の高機能な制御を研究しています。
分散形電源と新しい電気エネルギー流通システム
太陽光、風力、燃料電池に代表される分散形電源を電力系統に優しく連系する技術の開発、また、分散形電源を用いて、電力自由化の流れの中で需要家の視点に立った新しい電力供給システムの構築を目指しています。
超伝導技術の電力応用
超伝導磁石を応用して電力貯蔵を行う技術、超伝導磁石エネルギー貯蔵(SMES:Superconducting Magnet Energy Storage)についても、1980年に設置された超電導工学実験センター(現 超伝導フォトニクス研究センター)において、早くから研究開発を進めてきました。また、磁場閉じ込め核融合装置の超伝導コイルの電流制御についても研究を行っています。
輪講・セミナーによる授業
英語テキストを熟読する輪講や、最先端の論文を発表形式で紹介するセミナーを通して、基礎から応用までの幅広い知識を身につけるとともに、技術資料の作成テクニックや発表技法についても学びます。
また、大学院生からは、積極的に学会にも参加しています。