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イントロダクション

はじめに

将来の電力システムは、環境および資源・エネルギー問題、さらには電力自由化という制度上の変革もあいまって大きく変革することが予想されています。すなわち、従来の大規模発電機と長距離大容量送電線を主体とするシステムから太陽光発電、風力発電、天然ガスコージェネレーション、燃料電池などの新エネルギー発電を含む分散型の発電装置(分散形電源)が徐々に多数導入され、従来のシステムと分散形電源が調和した新しいシステムが種々検討されています。その中で重要な役割を果たす技術がスイッチングにより電力の形を自由自在に変化させ、その流れを高速に制御するパワーエレクトロニクスです。

また、パワーエレクトロニクス装置(半導体電力変換装置)とエネルギー変換装置(太陽電池、風力・小型の水力発電機など)やエネルギー蓄積装置(二次電池、キャパシタ、超伝導コイルなど)を一緒に用いると、いつでも、どこでも、だれでも電気エネルギーの「発生」「変換」「制御」「蓄積」を比較的手軽に行うことが可能となります。今まで遠い存在であった電力技術が身近になってきます。すなわち、ユビキタス社会が電力においても実現するわけです。

このような環境および資源・エネルギー問題に配慮した将来の電力システムを構成するための基礎技術を研究することを私たちの研究グループの目標としております。 パワーエレクトロニクスと電気エネルギー(PE&EE: Power Electronics and Electrical Energy)を標語として日夜、教育・研究を推進しております。

教授 伊瀬敏史